津軽のへそを見つけに行く
「津軽人は、津軽という土地の、永遠の囚人であるか、または永遠の愛人なのである。」と語ったのは、作家の五木寛之である。津軽の風土の根っこにあるもの。鶴田町を散歩すると、そんな根っこの部分、へそに気づかされる。
まちのまんなかをゆるりと流れる岩木川、スーッと端正な岩木山。藩政時代からのため池と、日本一の三連太鼓橋。「まちづくりは、人づくり」と、県内に先駆けて国際交流のまちを推進し、朝ごはん条例を打ち出した。
そこには、愛すべき津軽のジョッパリ精神とモツケ魂、そして、新田開発に立ち向かった先人たちのDNAが感じられる。
津軽のへそを感じながら、とっぷりと津軽の根っこにひたる旅もいい。