鶴田町の八幡宮(青森県鶴田町)で現在「弥生画」の制作が行われています。
五穀豊穣祈願のため、種子に着色をせず額画に穀物の種子を貼り付けたものを「弥生画」といい、全国で唯一青森県鶴田町でしか継承されていない貴重な地域の文化資産です。
現在は「元町弥生会」や「山道弥生画保存会」、学校を終えた子供たちが毎年制作し、大晦日から1月の中旬頃まで飾られます。(元町弥生会は「鶴田八幡宮」、山道弥生保存会は「山道闇おかみ神社」)
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元町弥生会の2015年の弥生画「岩木山と恵比寿大黒」
お披露目と奉納(2014年12月31日)
弥生画は毎年12月31日の午前中鶴田町内を車で移動しながらお披露目します。祭り囃子が聞こえると、家々から町民が出てきて今年の弥生画の完成を祝います。
午後になると、元町弥生会は「鶴田八幡宮」、山道弥生保存会は「山道闇おかみ神社」へ奉納します。
お正月は2つの神社で初詣と完成した弥生画が楽しめます。
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2015年用の弥生画制作(元町弥生会)
元町弥生会会長の澤田さん(写真左)
12月15日、鶴田町の八幡宮で元町弥生会のスタッフの皆さんが「弥生画」の制作をしていました。
毎年何名かで交代しながら「弥生画」を制作している、と話したのは元町弥生会会長の澤田さん。
16年間弥生画制作に携わる大ベテラン。大体夜の10時ぐらいまで作業を行うそうです。
弥生画の下絵(デザイン)はヤマゲン金物店を営む「源(げん)」さん作で、弥生画の右下に「源作」と書かれています。
1粒1粒の細かな作業
穀物の色をいかし、いっさい着色をせずに仕上げるのが弥生画の特徴。
鮮やかなあずき色や大粒の黒豆、小さくて淡いベージュ色の菜種など、様々な穀物を用いてそれぞれの絵を描いていきます。
「弥生画」とは
1782~1788年の天明の大飢饉では津軽地域も大凶作となり、食糧不足から餓死者が多発しました。思い悩んだ村人たちは、残り少ない種子類を持ち寄り、餅を作って板に張り付け神様に五穀豊穣を祈願したところ、その秋は大豊作になったといわれ、それ以降、毎年元旦にこの催事が行われ、いつしか種子類で絵を描くようになりました。
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