「七福神」山口さんにインタビュー！

メデタイ・ツルタでは鶴田町のヒトにも注目し、紹介していきます！
今回は鶴田町で段ボールのパッケージをはじめ、様々なデザインを手掛ける
株式会社「七福神」の代表取締役山口哲也さんにインタビューしました。

株式会社「七福神」代表取締役　山口　哲也さん

Q.会社の概要について教えてください。

A.2023年10月1日にグラフィックデザインの会社を立ち上げました。主に段ボールのパッケージデザインを制作していますが、その他諸々のデザイン制作から印刷まで行っています。従業員は私1人です。

Q.インパクトのある社名ですが、会社名はどのようにして決めたのですか？

A.七福神には7人の神様ということで、縁起もよく、何でもできるといった意味が込められています。また、すべての世代に覚えていただきやすい名前だと思い、この名前に決めました。

会社立ち上げ時にPRのために作成したカード

Q.なぜ鶴田町で開業したのでしょうか？

A.前職は20年間、弘前でダンボールのパッケージデザインやデータ作成をするお仕事をしていました。ある時、転職を考える機会がありまして、取引先に転職しますと伝えたところ、「地元に頼めるところがなくなると困る」という言葉をいただき、自分のやってきたことが特殊で専門的なお仕事なのだと実感しました。
家族の応援や、たくさんの方のご縁に恵まれて自分で会社を立ち上げようと決心しました。
なぜ鶴田町かというと元々鶴田町出身で、家も鶴田にありましたし、自宅兼オフィスにしようと思って鶴田町で会社を立ち上げました。

立ち上げ当初、依頼を受けた弘前市の人気店丸鶏ダイニング「フレイム」さんのロゴマーク

Q.なぜデザイナーという仕事を選んだのでしょうか？

A.デザインするのは元々好きで、仙台のデザイン専門学校に進学しました。卒業して就職先を探す時に自分がやりたいというか、仕事にしたいと思ったのがグラフィックデザインだったんです。

パッケージデザインをした保冷効果のあるダンボール

Q.デザインを制作するうえで気を付けていることはありますか？

A.自分よがりにならないことですね。お客様の想いや要望をいかに反映できるかが大切だと思っています。例えば、打ち合わせを何回も重ねていくうちに、お客様の意見がヒントになって新たなアイデアが生まれてくることがあり、最初に提案したデザインが大きく変わることもよくあります。
作り手やお客様のイメージを形にしていきたいというポリシーがあるので、一緒になって作りたいと考えています。

山口さんが描いたデザインで作成した鷹ノ尾自動車さんのTシャツ

Q.これまでの業務でやりがいを感じたことはありますか？

A.以前、バードウォッチングをする方から名刺に自分で撮影した鳥を名刺に入れてほしいと頼まれ、作成したところとても喜ばれました。というのも、そのお客様はいろいろな印刷会社に頼んだものの、断られ続けてようやく作ってもらえたということでもの凄く感謝されました。その時はやっていてよかったなと感じました。

Q.段ボールのデザインのほかに最近はどのような業務を行っていますか？

A.岩木山の方で嶽きみを使用したお菓子のパッケージデザインを作成しました。
嶽きみを使用した生チョコタルトで、今年の5月に販売予定です。キーホルダーも制作しました。こちらはすでに販売しています。
最近はイラストレーションを生かした仕事もいただけるようになり、弘前市でクラフトビールを作っているBe Easy Brewingさんのラベルデザインもさせていただいてます

山口さんがデザインした嶽きみのキャラクター